2016-12-03

人を残して死ぬ者は上


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CoderDojo JapanのCoderDojo Advent Calendar 2016 にエントリーさせていただきましたCoderDojo守谷代表の高松です。カレンダーに何を書くか悩んだのですが、CoderDojo守谷を立ち上げるまでの思いや経緯について書いてみたいと思います。

■プログラミングは教える物ではない?

プログラマーは、自分で調べてどんどん進むタイプの人と、教わった範囲でしか作業が出来ないタイプの人がいます。どんな事も向き不向きがあり、後者の人がダメという事ではありません。ただ、私は、いつの頃からか、「プログラミングは自分で調べる姿勢の無い人には、教えても無駄」と思うようになっていました。

■「いろいろな職業を知ろう」との出会い

2年前。地元の小中学校で、近所の人が中心となって主催している「いろいろな職業を知ろう」という授業に初めて参加しました。様々な職業の人が学校に行って、仕事の内容や経験談を話す授業で、私は「プログラマー」という職業について話しをする機会を得ました。そこで、子供達がプログラミングに対して想像以上に興味を持っている事を知りました。

■CoderDojo柏との出会い

時期を前後して、千葉県柏市にあるコワーキングスペースKOILの交流会で物づくりが大好きなMさんと知り合いました。私もくだらない物づくりをするのが大好きで、すぐにMさんと打ち解けました。そんなMさんから「一緒にCoderDojo柏で子供達にプログラミングを教えてみない?」と誘われました。多分、「いろいろな職業を知ろう」に参加していなかったら断っていたかもしれません。

■子供達にプログラミングを教えるのって楽しい!

以前、自分の娘達に、試しにプログラミングを教えてみた事がありました。教えたあと自由にプログラミングできる環境を与えて観察していたのですが自主的に遊んでみようという行動に出なかったため「子供にプログラミングを教えるのは難しい」と思い込んでいました。

ところがです。CoderDojoに参加している子供達は違いました。

・プログラムが動いた瞬間、すごく嬉しそうな表情をする子
・教えたら教えただけ伸びていく子
・大人が思いつかないようなアイディアを連発する子
・etc

結果、教える側もどんどん楽しくなり「子供達にプログラミングのってこんなに楽しかったんだ!」と50歳を過ぎて知った次第です。(遅い^^)

■教えるのを一時中断

私の亡き父は、日本の高度経済成長を支えた団塊の世代の典型的猛烈サラリーマンでした。
技術屋として父をいまでも尊敬しています。ただ、父親としては決して褒められる物ではありませんでした。私は父を反面教師とし「週末は娘達と過ごすのを最優先」をポリシーとしていました。CoderDojo柏のメンターとして参加する際は、自分の娘達も一緒に参加させていたのですが、途中から「行きたくない」と言い始めてしまいました。(失敗^^ゞ
「プログラミングを教えるのはいつでも出来る。自分の子供達との時間は今しか作れない。」と自分に言い聞かせ、教えるのを一時中断する事にしました。

■地元守谷に作ろう!

今年になり、土曜日の午前中は子供達が部活で家にいない日が増えました。
「土曜日の午前中に家の近所でCoderDojoを開催すれば、午後はいつも通り子供達との時間が作れる」
と、家族に説明。住んでいる茨城県守谷市にCoderDojoを立ち上げる決意をしました。

■人のつながりに感謝!

立ち上げにあたりCoderDojo柏のメンバーにも声はかけたのですが、柏から守谷は電車で30分以上かかるためメンターは地元でゼロから探すしかありませんでした。10年前に引っ越してきた守谷。カミさんにはママ友がいっぱ出来ても、私には地元に友達がいません。普通に考えれば、仕事で疲れているお父さんやお母さんに「週末一緒に謎の団体(CoderDojo)のボランティアやりませんか?」と誘うわけですから、ハードルが高いのは必死です。(^^ゞ 数少ない顔見知りのご近所さんに、一人ひとり声をかけていったところ、4人もの方が「やりましょう!」と集まってくれました。本当に感謝です。m(_ _)m

■今日は第3回の道場♪

今日12/3は第3回のCoderDojoでした。お陰様でメンターの数も10名を数え、忍者も今日は10名のエントリーがありました。今回も多くの子供達の笑顔をみる事が出来、本当に楽しい一日でした。

私がプログラムを初めて書いたのは19歳の時です。初めてプログラムが思い通りに動いた時の感動は今でも忘れられません。2020年のプログラミング教育の必須化の是非については私にはよく判りませんが、プログラムが思い通りに動いた時の「楽しい!」は、いくつになってもブレは無いと思っています。

「金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ。」(後藤新平)

気づけば、私は、これまで人を残す事に対して背を向けていました。いまさらではありますが、メンターの仲間と共に末永くこの活動を続けられたと思っています。

今後ともCoderDojo守谷をよろしくお願いします!